2011年08月31日

仮設支援情報レポート No.7

仮設支援連絡会 支援情報レポート

震災がつなぐ全国ネットワークの分科会として全国各地で仮設住宅支援を行っている団体が集まる仮設支援連絡会が発足しています。各地の仮設住宅への支援に関するレポートをお伝えします。
ROADプロジェクト東京事務局 頼政良太

過去のレポートはこちら↓
http://blog.canpan.info/shintsuna/category_39/
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〜米沢の今〜
福島県の方々が多数避難している米沢市に行ってきました。米沢市には8月30日現在、約1000世帯3400人の方が避難してきています。行政から避難者数の発表はあるものの、出入りが激しいため正確な人数は把握できていないようです。

米沢市では、避難者支援センターを立ち上げ避難者の相談窓口となっています。原発事故の影響で避難している人たちはそれぞれ事情も違うため、相談内容も多岐にわたっています。この避難者支援センター「おいで」に登録をすれば、支援情報を手に入れやすくなりますし、ボランティアもこの「おいで」と密に連絡を取っています。ボランティアが主催するお茶会やバザーなどのイベントにも頻繁に支援センターの方が顔を出しているそうです。

元々米沢に避難していた人たちは南相馬市出身の方が多くいらっしゃいます。南相馬市と一口に言っても、20キロ圏内、30キロ圏内、それよりも外側という3つの区切りがあり、それぞれの地域などによって事情が異なっています。また最近では福島市から避難している人たちが増えているそうです。南相馬の人たちよりも福島市からの人たちの方が現在では多いそう。福島市は、原発の30キロ圏内ではないが風向きによって放射線量が高くなっている地域で、特に幼い子どもを抱えるお母さん方が避難しているケースが多いです。

同じ福島からの避難者と言っても、全く入れない地域なのか自主避難なのかで保障の内容も違っているし、ひとくくりにすることは出来ない。南相馬市からなのか福島市からなのかというところでギャップを感じている人も多いようです。福島県内に残っている方と県外に避難している方々との間にも深い溝があるそうで、考え方の違いで逃げるように県外に避難してきたという方もいる。

原発事故によって家に帰れなくなったばかりか人間関係までもがぐちゃぐちゃになってしまっています。県外に避難している方々は一人ひとり事情が異なります。そういった人々ひとりひとりに丁寧に寄り添い、声を聴いていくことが大切なのではないでしょうか。
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2011年08月28日

仮設支援情報レポート No.6

仮設支援連絡会 支援情報レポート

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〜民有地と公有地〜
今回の東日本大震災を受けて建設された仮設住宅の中には、民有地に建てられたものと小学校のグランドなどの公有地に建てられたものとに分かれています。

今回は、陸前高田市の竹駒小学校に建てられている仮設住宅にお邪魔して足湯のボランティアを行いました。
竹駒小学校は、少し小高い峠のような場所にあり校舎の向側のグランドに仮設住宅が建設されています。この仮設住宅団地の横にちょっとした遊具があり、土のグランドが残っています。このスペースで子どもたちが遊んだりできるようになっていますが、訪れた日は既に小学校が始まっていて(震災の影響で夏休みが短くなっています)、午前中はあまり子どもたちも見かけませんでした。
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この小学校では、社協が毎日青空サロンを開いて、気軽に集まれる場づくりを行っています。仮設住宅内に集会所が設置されていないため、運動会で使うようなテントを使ってサロンを開いています。ちょうどよい木が立っていて、うまく日陰を作っていました。毎日サロンが開かれているので、仮設の方々も常連さんが毎日顔を出すようになっているようです。

しかし、この青空サロンもグランドの端の部分でしかやってはいけないということになっているそづです。グランドの端に設置している防球ネットの先からは出てはいけないとのことで、とても狭い場所でしか活動できないそうです。その他のボランティアもその防球ネットの先には入らないでほしいとのことでした。これは小学校側の意向で、ボランティアにグランドに入られると困るとのことでした。仮設住宅がグランドに立っていることで小学校もナーバスになっているらしいです。住民の方もなんとなく、小学校のグランドに仮設があるから…と少し遠慮がちな傾向があるような気がしました。

一方で民有地に立っている仮設住宅の方がボランティアが入りやすいというお話も伺いました。社会福祉協議会も小学校などのグランドの仮設住宅については、かなり慎重に管理をしているようです。集会所もないなら、せめてボランティアの行う青空サロンくらいは、大人数で集まれる場として機能させていく必要があるのではないかと感じます。仮設の住民の方と小学校の生徒がうまく交流する仕掛けが出来れば面白いのではないでしょうか?
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2011年08月25日

仮設支援情報レポート No.5

仮設支援連絡会 支援情報レポート

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〜談話室と集会所〜
仮設住宅の団地の中には、集会所や談話室が設置されています。国の方針では、50戸以上の仮設住宅には集会所が設置することになっています。50戸未満の仮設住宅に関しては、談話室をなるべく談話室を設置すること、ということになっています。

釜石市にも集会所や談話室が仮設住宅団地の中に設置されています。しかし、50戸以上に設置しなければならない集会所が土地不足のため設置されておらず、談話室しか設置されていない、ということもあります。談話室は普通の仮設住宅と同じくらいの広さで、ちょっとした集まりにも狭い、足湯も談話室ではちょっと難しいなどの声も出ています。

また、談話室でボランティアがイベントをしようとしたところ、釜石社協から談話室はボランティアは使えないと言われたそうです。集会所はボランティアでも住民の方でもイベントをしたりするために使っても良い施設だそうです。ところが、談話室は仮設の住民の方の友人や親戚などが来た際に仮設住宅では狭いために使う場所という理解だそうです。ですので、ボランティアは談話室では活動できません。ということで断られたということがありました。

社協によると、この決定は市から言われている、とのことですが、釜石市がそういう規則を作っているのかどうかまではまだ調べられていません。国が決めていることではないと思うのですが、そのあたりご存じなら教えていただきたいです。

とにかくボランティアが仮設で活動するのに、談話室が設置してあるにも関わらず非常に厳しい状況であるということです。一方で、釜石市は空き部屋をボランティアの宿泊用に開放することを決めています。
こういう空き部屋もうまく使いながら、ボランティアが寄り添っていける下地を築いていく必要もあるだろうと思います。
posted by よりまさ at 12:00| Comment(0) | 仮設支援レポート | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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