2011年09月16日

仮設支援情報レポート No.15

仮設支援連絡会 支援情報レポート

震災がつなぐ全国ネットワークの分科会として全国各地で仮設住宅支援を行っている団体が集まる仮設支援連絡会が発足しています。各地の仮設住宅への支援に関するレポートをお伝えします。
ROADプロジェクト東京事務局 頼政良太

過去のレポートはこちら↓
http://blog.canpan.info/shintsuna/category_39/
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〜唐桑ボランティア団〜
気仙沼市の北部地域、唐桑半島で活動するボランティア団体は唐桑ボランティア団という名前で週一回定期的にミーティングを開いています。唐桑で活動する団体は外部の支援者だけではなく地元の団体の方も一緒に会議に入って議論をしていました。

唐桑半島には6か所の仮設住宅が建設されていますが、それぞれに担当団体を決めて活動をしています。担当団体は、担当の仮設住宅での活動をすべてその団体がやるというわけではなく、仮設住宅でのボランティアの窓口になる、という役割だそうです。出来ればそれぞれの仮設住宅で週1回は住民の方が集まれる場をつくろうという議論がされていました。担当団体を中心にして、出来ないところはカバーしあうという体制が気づければ心強いですね。

また、同じミーティングで集団移転などについても話が出ました。ある仮設住宅では、集団移転について話し合う会を月1回行っているそうです。話し合うといっても宴会形式だそうですが、そうやって住民の方が集まって地域の将来を語りあうということは非常に大切ではないでしょうか?そうすることで、住民自身のモチベーションも高まっていきますし行政にまかせっきりでなく自分たちで町を作っていくんだ、という気持ちも大切です。とはいえ、集団移転に関しては国の補助を受けたいという思惑も強いようです。そのあたりを今後根気よく詰めていく必要があるでしょう。

また、過去に集団移転をした新潟の長岡市を視察に行った地域もあるそうです。条件などが違いますので、同じように集団移転できるとは限りませんが、そうやって住民自らが動きだすということが起こっています。集団移転や町づくりについての応援者もちらほら入っているようです。今後はまず応援者どうしで連絡を取って情報交換をし、お互いに一緒になって地域を支えていけるようにしていくことがまず必要なのではないかという話も出ていました。このように支援者もお互いに連携し、協力して地域を支えていくということがこれからもっともっと必要になってくるのではないかなぁと感じました。
posted by よりまさ at 17:15| Comment(0) | 仮設支援レポート | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2011年09月15日

仮設支援情報レポート No.14

〜南方仮設住宅〜
登米市にある南方仮設住宅でのイベントに参加させていただきました。登米市には南三陸町で被災された方のための仮設住宅が5か所設置されています。そのうち最大規模のものがイオン跡地南方仮設です。ここには319戸の仮設住宅が建設されており、約280世帯1000人が入居しています。
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南方仮設は南三陸町から一番遠い仮設住宅で、第一次で200戸建設され第二次で119戸が建設されています。当初の予定ではもう少し建設する予定だったのですが、申込み数が思ったより少なかったということで建設戸数が減ったそうです。集会所は2か所設置してあるのですが、中々使い勝手は悪いようです。グループホームと書かれた建物も設置してあるのですが、まだ中はガラガラで話はうまく進んでいないそうです。
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集会所の管理は基本的には役場が行い、仮設住宅団地内に自治会が出来た場合には自治会長さんに管理を任せるという方針だそうですが、自治会長さんが決まっている仮設はあまりありません。南方仮設も自治会長さんが決まっていないため、ボランティアは自由に使うことはできません。現在は、南方仮設を担当している生活支援相談員さんたちの暫定的な事務所として使われてますが、住民たちも自治会長が決まっていないため集会所を使うことはNGだそうです。ですので、ボランティアの方々は基本的には自前のテントを使ってイベントやお茶会をしています。
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また、南方仮設住宅は規模が大きいためお茶会を開いてもたくさんの方が来るそうです。どちらかというと炊き出しに近いようなイメージで皆さん、列になってかき氷をもらっていったりホットケーキを食べたりしていました。ただ、第一次の方に比べて第二次の方は少し来づらい感情を持っているようです。第二次の方が遅く建てられたので、入居も遅かったですし空き部屋も多いです。集会所も2か所のうち第一次の仮設住宅に近いところで行っている影響も多少あるようです。

そうは言ってもたくさんの方がいらっしゃるので、住民同士の交流も生まれているようです。ある方は「ここで色んな人と知り合いになれたからとっても感謝してる」とおっしゃっていました。今後は、こういったお茶会などの場に出て来られない人をどうやってカバーしていくか、というところが課題なのではないでしょうか?
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2011年09月14日

仮設支援情報レポート No.13

仮設支援連絡会 支援情報レポート

震災がつなぐ全国ネットワークの分科会として全国各地で仮設住宅支援を行っている団体が集まる仮設支援連絡会が発足しています。各地の仮設住宅への支援に関するレポートをお伝えします。
ROADプロジェクト東京事務局 頼政良太

過去のレポートはこちら↓
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〜自分たちで机作成〜
気仙沼市唐桑地区にある福祉の里仮設団地。3か所の仮設団地がまとまっていて、おおよそ100世帯ほどが入居している様子です。3か所それぞれに談話室が設置してあるのですが、逆に集会所がないために3か所の方々がまとまって集まる場が作りづらい状況のようです。A棟とB棟は隣あっているのですが、C棟が約30メートルほど離れているので、C棟の方が中々出てこられないそうです。

その仮設の敷地内に小さな机が置いてありました。木の丸太で足が作られたその机は実は仮設住宅の住民の方が自分で作られたそうです。かなり丈夫なつくりで売り物としても売れそうなくらいの出来でした。
仮設の通路の端に置いてあるので、何人か集まってお話をしたり煙草を吸ったりするようなスペースとして親しまれているそうです。また、その近くには段差に木製の階段が設置してありました。手すりつきの階段で、それも住民の方自らが作られたとのことです。
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残念ながら屋根はついていないので、雨の日に使うことは出来ないですが住民たちの集まれる場を自ら作りだそうという動きも出てきています。例えば、仮設の中に木工作業小屋が出来て、お父さんたちが集まれる場があれば自然とコミュニケーションが生まれたり、コミュニティが形成せれていくのではないでしょうか?
自分たちである程度の物は作ることが出来る技術を皆さんが持っているので、場所と材料があればどんどん自分たちで作ることが出来るのではないかと思います。

またほとんどの方が自分たちの畑を持っていたそうですが、津波で被害を受けたり仮設から遠いということで、なかなか畑を作ることが出来ないそうです。車で10〜15分の距離だと年配のお母さんたちには少し遠いので、仮設の近くに畑が欲しいという声も出ていました。単に集会所だけを使うだけでなく、今後は畑や木工小屋など様々な工夫をして人が集える場を作っていく必要があるのではないでしょうか?
posted by よりまさ at 12:00| Comment(0) | 仮設支援レポート | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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