2011年11月26日

仮設支援情報レポート No.29

仮設支援連絡会 支援情報レポート

震災がつなぐ全国ネットワークの分科会として全国各地で仮設住宅支援を行っている団体が集まる仮設支援連絡会が発足しています。各地の仮設住宅への支援に関するレポートをお伝えします。
ROADプロジェクト東京事務局 頼政良太

過去のレポートはこちら↓
http://blog.canpan.info/shintsuna/category_39/
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〜ボランティアがわざと遅れる!?〜
気仙沼市で活動するシャンティ国際ボランティア会(SVA)の活動にお邪魔させてもらいました。SVAでは、主に気仙沼市の本吉地区で活動を行っています。その他にも唐桑半島の仮設住宅でもお茶会を開いたりしています。お茶会では、ボランティアも様々な工夫をしています。その工夫の一つがわざとお茶会に遅れていく、ということです。ボランティアがすべてをやってしまうのではなく、住民の方自身が積極的に談話室や集会所を使っていく工夫の一つです。お茶会の時間通りに行くと、準備から全部ボランティアさんがやってくれるんだ、ということになってしまいますが、ボランティアが遅れていくことによって、住民の方が準備をして待っていてくれたりすることがあります。そういった工夫をすることで、だんだんとボランティアの主催するお茶会から住民の方主催のお茶会に移行していくのが狙いです!

この間お邪魔した仮設住宅では、お茶会に遅れていったボランティアを仮設のお母さんが首を長くして待っていてくれました。机や座布団、椅子などもすべてお母さんが用意して下っていて「待ってたわよ!」と言いながら出迎えてくださいました。その方もなかなか積極的に自分からお茶会を主催するということは言い出せなさそうな雰囲気でしたが、ボランティアのお茶会がきっかけとなることで、実は本当は集まりをやりたい!という気持ちがあるということが出てきたのではないかと思います。その仮設では、今後もいろんな形で集会所を使っていくことができそうだなぁと思いました。

また、わざと忘れ物をして物を借りるということも行っているそうです。それもボランティアがすべてをやってしまうのではなく、住民の方の力を借りることによって、住民の方自身が色んなことをやり始めていくきっかけになれば、ということが狙いです。

このように色んな工夫をしながら、地元の方々が立ち上がっていくための活動が盛んにおこなわれてきています。既に復興計画等も策定されているところもありますし、それに対して住民の方たちが集まって色んな議論をしているところもあります。また、集団移転事業についても住民の集まりで話し合いをしているところも出てきています。住民の方が主役となった活動を、ボランティアがどうやって支えていくのか?ということが今後の課題になっていくのかなぁと感じました。
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2011年11月23日

仮設支援情報レポート No.28

仮設支援連絡会 支援情報レポート

震災がつなぐ全国ネットワークの分科会として全国各地で仮設住宅支援を行っている団体が集まる仮設支援連絡会が発足しています。各地の仮設住宅への支援に関するレポートをお伝えします。
ROADプロジェクト東京事務局 頼政良太

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〜そば打ち教室・夜のお茶会〜
仮設住宅でのボランティア活動は様々なアイデアを出して工夫をしながら行われています。頻繁に行われているのは、お茶っこの会です。仮設住宅の方たちが閉じこもってしまわないように活動をしています。

気仙沼市のある仮設住宅では、そば打ち教室を仮設の集会所で開いたそうです。この仮設住宅の住民の方の中に元そば屋の方がいらしたそうで、その方が講師として周りの仮設に住む方々と一緒にそば打ち教室を開いたそうです。この講師の方は、震災後に津波で店を流されてしまった方で、年齢のこともあり再建を断念されていたそうです。そこで、講師をお願いして仮設の中でのそば打ち講習ということになったそうです。

もしかすると、そば打ち講習だけでなく様々な講習が出来る方が仮設の中にいらっしゃるかもしれません。仮設の人たちの特技を生かしたイベントをすることで、仮設の方も自分たちから色んなことをやり始めるきっかけになるのではないかなぁと思います。

また、別の仮設住宅では集会所で夜のお茶会を開いたそうです。夜のお茶会なので、もちろんアルコールも出て大盛り上がりだったそうです。普段のお昼間のお茶会には男性の方は中々出てこないそうですが、夜のお茶会はやはり男性陣もたくさん出てきて宴会のようになり、女性陣もかなり張り切って料理を作ったりテキパキと動いていたそうです。男性だけでなく、女性の方々もみんなで集まって料理をする、ということでたくさん集まったそうで、集会所がいっぱいになってはみ出すくらいの盛況ぶりだったそうです。

このようにたまにはお酒を飲みながら集まる、というのもいいものかもしれないなぁと思います。もちろんボランティアも参加してたくさん飲んだとか飲まないとか。後片付けはもちろん大変だったそうですが…。こうやって色々な形で集まれる場を作っていくことが今後は重要になるのではないかと思います。
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2011年11月21日

仮設支援情報レポート No.27

仮設支援連絡会 支援情報レポート

震災がつなぐ全国ネットワークの分科会として全国各地で仮設住宅支援を行っている団体が集まる仮設支援連絡会が発足しています。各地の仮設住宅への支援に関するレポートをお伝えします。
ROADプロジェクト東京事務局 頼政良太

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〜一ノ関市の仮設住宅〜
気仙沼市の仮設住宅は、お隣りの岩手県一関市にも建設されています。一ノ関側の仮設住宅は千厩、折壁という2地区に建築されています。気仙沼市の中心部からは距離があり、車がないと不便な場所であるため当初は人気があまりなかった仮設住宅だそうです。この3つの仮設団地は気仙沼市の方々が入っている仮設住宅ですが、一関市の中に建設されているため行政との連携などが少し気仙沼市内の仮設住宅とは勝手が違うという事情があるようです。

この仮設住宅を支援するために一ノ関市では気仙沼支援室が設置されています。気仙沼市から保健師さんが訪問することもありますが、一関市の保健師さんも訪問活動をしています。また、一ノ関側の仮設住宅を支援している支援者の集まりを開いたそうです。今後は気仙沼市内と同様にGoogleカレンダーなどを活用してスケジュールを共有していくつもりだそうです。

一ノ関市に建設された仮設住宅は、当初あまり人気がなかったため入居している方も中々避難所から仮設へとスムーズに入居できなかった方が、「比較的」多いそうです。特に独居のお年寄りが多いそうで、しっかりとした見守り体制を作り、お互いが連携していくことが大切です。

阪神・淡路大震災の時も独居の一人暮らしの男性で40〜50代の方が仮設で亡くなってしまうというケースが多数あったと言われています。アルコール中毒などが非常に心配されています。仮設住宅での催しは、ほとんどの場合、たとえばお茶会サロンなど、女性は出てきますが男性は中々出て来ないという状況になっています。40〜50代で仕事を無くしやる事がなく家にいる男性も、パッと見は目立ちませんが確実に仮設住宅の中で生活をしています。そういった男性たちが働ける場を作っていく必要もありますし、何とか外に出て人とつなげていく必要もあるでしょう。仮設住宅の支援者たち、行政やボランティア・NPO/NGOがしっかりと連携していかなければ、支援の手から漏れていってしまう人たちが出てしまうのではないでしょうか…?
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