2012年10月02日

ボランティアが来るだけで嬉しくなる ボランティアが来るだけで嬉しくなる

みなさま、いつもお世話になっております。
被災地NGO恊働センターの頼政です。

9月6日〜10日まで事務所がお隣の日本財団学生ボランティアセンター(GAKUVO)の引率者として岩手県に行ってきました。GAKUVOでは活動のアレンジを遠野まごころネットにお願いしています。ですのでガレキ撤去活動などの間に仮設住宅などを数か所回らせていただきました。

久しぶりに仮設住宅を何か所か回らせていただきました。
釜石では、今年度から仮設住宅支援員制度が出来て仮設住宅の集会所には常駐の支援員さんが配置されています。また、ボランティアの受付などは釜石市のコールセンターで行っています。仮設住宅の自治会の負担を軽減しようという仕組みですが、一方で集会所が使いづらくなったという声も一部では出ています。住民の方が自主的に集会所を使いたくても予約をしなくてはならなかったり、支援員さんが常駐しているので入りづらいということだそうです。
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※大船渡市の仮設住宅集会所。大船渡市でも支援員さんが常駐している。

全ての集会所でそういったことが起こっているわけではなく、うまくいっている集会所もありますが、住民の方が気持ちよく使える集会所に出来るようにしていかなければいけないと思います。仕組みだけではなく、現場でうまく支援が出来るために必要なことを考えていかなければならないと思います。
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※宮古市田老町の仮設住宅集会所。団地によっては自分たちで飾り付けをしたり花を植えているところもある。

ある仮設住宅では、「最近ボランティアはめっきり減ったのよ。寂しいわね。」と言われました。仮設住宅ごとにボランティアの数はばらつきがあるようです。久しぶりに出会ったこの方は、再会をとても喜んでくださいました。こうしてただ単に会いに来る人がいるというのも嬉しいといった様子でした。最後に「私たちも忘れないでね。」とポツリと言われました。

ボランティアがどうやって被災した方々に寄り添っていくのか、まだまだ課題はたくさんあると感じます。
それぞれのボランティアが色々なことを感じながら、考えながら活動していくことが大切ではないでしょうか?
posted by よりまさ at 11:22| Comment(0) | 仮設支援レポート | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2012年02月27日

仮設支援情報レポート No.35

仮設支援連絡会 支援情報レポート

震災がつなぐ全国ネットワークの分科会として全国各地で仮設住宅支援を行っている団体が集まる仮設支援連絡会が発足しています。各地の仮設住宅への支援に関するレポートをお伝えします。
ROADプロジェクト東京事務局 頼政良太

過去のレポートはこちら↓
http://blog.canpan.info/shintsuna/category_39/
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〜ボランティアに来てほしい!〜
岩手県釜石市の上中島仮設住宅へお邪魔しました。この仮設住宅は約180世帯、500人が暮らしている仮設住宅で、釜石市内でも比較的大きな仮設住宅です。街中に建設された仮設住宅のため、徒歩1分のところにスーパーなどがあり買い物などには便利な場所です。近くにはラーメン屋や回転寿司のお店もあります。

この仮設住宅では、昨年12月に自治会がやっと発足したそうです。街中の仮設で比較的規模も大きなため、様々な地域の方が入居されているそうで、なかなか自治会の発足までに至らなかったそうです。そのためボランティアも活動しづらい環境であったようで、なかなかイベントなども行われなかったそうです。また、街中にある仮設で立地条件が良いことから、あそこは便利だから大丈夫だろう、ということでなかなかボランティアが来なかったのでは、と仮設の住民の方はおっしゃっていました。

この日は集会所で健康相談があり、住民の方たちと少しお話することができました。この地区などを担当する釜石市の復興応援センターの方は、街中の仮設は中々ボランティアが入っておらず、みんなもっと来てほしいと思っているとおっしゃっていました。仮設住宅の住民の方も、「他の仮設の友達から私のところは○○のイベントがあったのよと聞くと、私のところは何もないのに、という気持ちになる。私たちもやっと自治会が出来て受け入れ体制が整ってきたから、ボランティアの人たちと一緒に何かしたいと本当に思っているの」とおっしゃっていました。

仮設住宅の中にもご案内していただき、色々とお話を聞きました。住民の女性の方は、最近目が不自由になったそうで、外を歩くことが難しいとのこと。「でもボランティアの方と一緒に何かやりたいの。3月11日に向けて自治会で何が出来るかを考えているんだけど、ボランティアさんも一緒に考えてほしい」とおっしゃっていました。これから様々な形のボランティアが仮設住宅に関わりながら、住民の方々と一緒になって何かを作っていくということが重要だし、住民の方も求めているんだなぁと感じました。
posted by よりまさ at 12:00| Comment(0) | 仮設支援レポート | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2012年02月24日

仮設支援情報レポート No.34

仮設支援連絡会 支援情報レポート

震災がつなぐ全国ネットワークの分科会として全国各地で仮設住宅支援を行っている団体が集まる仮設支援連絡会が発足しています。各地の仮設住宅への支援に関するレポートをお伝えします。
ROADプロジェクト東京事務局 頼政良太

過去のレポートはこちら↓
http://blog.canpan.info/shintsuna/category_39/
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〜段ボールの集団回収〜
岩手県釜石市の箱崎地区の仮設住宅へお邪魔しました。こちらの仮設住宅では定期的に足湯ボランティアを行ったり、まけないぞう作りを行っています。箱崎地区には3つの仮設住宅があり、さらに奥にある白浜地区にも仮設住宅が建設されています。
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こちらの仮設住宅に入居されている方々は、もともと箱崎地区に住んでいた方々です。そのため、仮設に入っていない方とも交流があり、談話室に地域の方が来られることもあります。しかし、必ずしもうまく交流しているわけではないという事情もあります。複数ある仮設どうしでは、なかなかお互いの交流が生まれていないですし、仮設と地域の方との間にも温度差があることも事実です。

この仮設住宅では、段ボールと新聞紙の集団回収を行っています。これは震災前から釜石市が実施していた資源物回収事業です。資源物回収事業とは、町内会、老人クラブ、PTAなど営利を目的としない団体が、各家庭の協力により排出される新聞・雑誌などの紙類、カン・ビン類、金属類などの資源物を市の資源物収集とは別に集め、資源回収業者に有償で引き渡す活動です。さらにこの回収事業を行う団体として市に登録して、報告を随時行えば奨励金として補助金をいただくことも出来るそうです。
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この補助金や回収で得たお金を使って、この仮設住宅では各戸に配るごみ袋を購入するお金に充てています。ごみの分別ごとにごみ袋が違うため、キチンと買い揃えておかなければならないのですが、仮設の自治会で購入して全戸に配っているので間違ったごみ袋でごみを出すことを防いでいます。

また、段ボールの回収は通常の市の回収であれば月2回しかありません。ですので、各自が自分の部屋に段ボールを保管しなくていけないのですが、段ボールはかさばってしまいます。しかし、この仮設住宅では集団回収のために段ボール用のごみ集積場を作っており、いつでも出して良いことになっています。各自がごみを溜めて困るということを防ぐ役割も担っています。こうしたちょっとしたアイデアも仮設住宅の住環境を変えていくきっかけになるかもしれませんね!
posted by よりまさ at 12:00| Comment(0) | 仮設支援レポート | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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